どうもヤンタカです。
ボクは搬送車の運転手をしてるのですが、
搬送車の積み込みや下ろし方って見たことあります?
ないよ!って方がほとんどかと思います。
今回はボクが乗っている搬送車の積み込み方法をご紹介します!
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トレーラーと3台積み搬送車の違い
まずはボクが乗っている3台積み搬送車です。
よく見かけるトレーラータイプとは違い、車3台しか積めません。
トレーラーは6台から7台くらい積めますが、その分積み込みや下ろしに時間がかかって、回転率が悪いです。
しかも大きいので街中配送に向いてません。
そこでボクら3台積みの出番ってわけです。
車がわりと小振りで小回りもきく、街中配送にもってこいの車です。
積み込みや下ろしもトレーラーに比べ早く効率よく作業ができます。
その分回転率がよく、めちゃめちゃ使われますが。
でも扱う荷物が車なので、力を使うことなく積み込み、荷下ろしができるので昔に比べ、全然楽です。
こちらの記事もご覧下さい。
積み込む車も様々
車も大衆車から高級車まで様々で、
特に高級車は気を使います。
1台うん千万の車を扱うわけですから、気を使わない訳はありません。
これで3600万円‼
特にランクルやレクサスLXやRXなどを積み込むときは搬送車との幅がギリギリなので慎重にならざるを得ません。
逆に軽自動車も幅が狭すぎて注意が必要です。
それに軽いのでワイヤーをガッツリ掛けておかないと、運搬時の振動や跳ねでずれてしまうことがあります。
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積み込む車のオーバーハングを把握する
オーバーハングとは何か?
フロントタイヤの中心からフロントバンパーの最前部まで、
リアタイヤからリアバンパー最後部まで、
クラウンを例題に写真でご覧下さい。
↑コレがフロントオーバーハング。
ホイルの中心からバンパーの一番前まで
でコレがリアオーバーハング。
ホイルの中心からバンパー最後部まで
こう見ると明らかにリアオーバーハングの方が長いことがわかります。
ということは、クラウンを搬送車の一番頭に積むときは、
前から積むよりバックから積む方が、
後ろに余裕ができ、2台目を積むときに余裕ができます。
逆に前から積むと、フロントのオーバーハングが短い分、リアオーバーハングが長いので余裕がなくなり2台目を積むとカツカツになります。
このように各車輌のオーバーハングをパッと見て把握するのも大事です。
車輌によってはフロントオーバーハングが長くてリアオーバーハングが短い場合があります。
積み込み方
荷台には黄色い線と赤い線が書かれています、
こんな感じ内側が黄色い線、外側が赤い線
軽自動車を積むときは黄色い線に沿って積んでいきます、
5ナンバーを積むときは黄色線と赤線の間に合わせて積んでいきます、
3ナンバーは赤線の外側に合わせます、
またランクル系は赤線を隠すように積みます。
逆に軽に赤い線を合わせると左のタイヤ落としちゃうし、
ランクル系を黄色に合わせると搬送車側の柱にぶつけちゃうしと注意が必要です!
色々車種によって幅が違うのでその都度確認して積み込む方が安全に作業でき事故も減ります!
発売前の新車に乗れたり、色んな車を動かせる特権がある仕事です。
搬送車の仕事に就きたい方の参考になれば幸いです。
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